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保育士 保育の心理学 問34|ステップファミリー・ひとり親家庭など多様な家庭の理解

問題

保育士 | 保育の心理学 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、多様な家庭の理解と支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A ステップファミリーとは、親の再婚や新しいパートナーとの生活によって、血縁のない親子関係などを含んで形成される家族をいう。 B ステップファミリーでは、継親が早い時期から親としてのしつけ役を担うことが、関係づくりのうえで望ましいとされる。 C ステップファミリーの子どもは、新しい親を受け入れることが別れた親を裏切ることになるのではないかという、忠誠心の葛藤を抱くことがあるとされる。 D ひとり親家庭の保護者から子どもの様子について相談を受けた保育士が、家庭の形態だけを理由に子どもの発達に問題があると決めつけず、その子どもと家庭の状況を具体的に理解しようとすることは適切である。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 2
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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は2です。ステップファミリーは、再婚などによって血縁のない親子やきょうだいを含んでできる家族のことです(A○)。新しい家族の関係は時間をかけて少しずつ築かれるもので、継親が早くからしつけ役を担おうとすると、子どもが反発することもあります(B×)。子どもは、新しい親を受け入れると別れた親を裏切るのではないかという忠誠心の葛藤を抱くことがあります(C○)。家庭の形だけで子どもを判断せず、一人一人の状況を見ることが大切です(D○)。

A ○ ステップファミリーは、親の再婚や事実婚などにより、子どもと血縁のない親(継親)や、血縁のないきょうだいを含んで形成される家族を指します。

B × ステップファミリーでは、子どもには別れた親との関係や以前の家族の記憶があり、新しい家族の関係は時間をかけて形づくられていくものと考えられています。継親が急いでしつけ役などの「親の役割」を担おうとすると、子どもの反発を招き、関係がこじれることがあると指摘されています。最初は実親が子育ての中心を担い、継親は子どもとの信頼関係づくりを優先する、といった段階的な関係づくりが勧められます。

C ○ ステップファミリーの子どもには、別れた親との関係や以前の家族の記憶があります。そのため、新しい親を受け入れることを別れた親への裏切りのように感じ、気持ちが板挟みになる(忠誠心の葛藤)ことがあるとされます。

D ○ ひとり親家庭であることだけで、子どもの育ちに問題があると決めつけるのは偏見につながります。保育士は、家庭の形態ではなく、その子どもと家庭が実際にどのような状況にあり、何に困っているのかを具体的に理解しようとすることが求められます。指針第4章1(1)アが、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止めることを示しているのもこの考え方につながります。

以上から、A○ B× C○ D○の2が正答です。

ステップファミリーの特徴 ステップファミリーでは、家族が始まった時点で、親子の歴史の長さが家族成員の間で異なります。実親と子どもには長い共有の歴史があるのに対し、継親と子どもの関係は新しく、夫婦の関係も新しい、という状態から出発します。また、別居している実親や、その親族とのつながりが続くこともあります。子どもは「新しい親を受け入れると、別れた親を裏切ることになるのではないか」という忠誠心の葛藤を抱くことがあるとされます。こうした特徴から、初婚の家族をモデルにして「すぐに普通の家族になろう」と急ぐことは、かえって家族の負担になると考えられています。

保育士の関わり方 保育所では、ステップファミリーであることを保護者が伝えていない場合もあります。保育士は、家族の事情を詮索するのではなく、保護者が話したいときに安心して話せる関係をつくることが大切です。行事などで家族について話題にするときも、多様な家族の形があることを前提にした言葉づかいを心がけます。知り得た事柄の扱いについては、指針第4章1(2)イが、子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーを保護し、知り得た事柄の秘密を保持することを示しています。

ひとり親家庭への支援の視点 ひとり親家庭では、一人の保護者が仕事と家事・育児を担うため、時間や体力の余裕がなくなりやすいと指摘されています。保育士は、保護者の頑張りを認めながら、必要に応じて市町村の相談窓口などの社会資源の情報を伝えるといった形で支えることができます。ただし、ひとり親家庭であること自体を「問題のある家庭」とみなすのではなく、家庭ごとの強みと困りごとの両方を見ることが大切です。

紛らわしい点 B は「しつけ役を担う」こと自体が問題なのではなく、それを関係の浅い早い時期から継親が担うことが反発を招きやすい、という点で誤りです。C の忠誠心の葛藤は、子どもが継親を嫌っているという意味ではなく、二人の親の間で気持ちが板挟みになることを指します。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:家族心理学の定説(ステップファミリーの関係形成)/保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第4章 1(1)ア、1(2)イ条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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