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保育士 保育の心理学 問43|4歳児のいざこざへの保育士の援助

問題

保育士 | 保育の心理学 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の【事例】を読んで、保育士の対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。 【事例】 4歳児クラスの自由遊びの時間、Eちゃん(4歳)が長い積み木を使って道路を作っていたところ、Fちゃん(4歳)がその積み木を一本抜いて自分の家づくりに使おうとした。Eちゃんが「だめ、使ってるの!」と取り返すと、Fちゃんは泣きながらEちゃんの肩を押し、Eちゃんも泣き出した。二人ともけがはなく、保育士がそばに来ると、それぞれ「Fちゃんが取った」「Eちゃんが押した」と言っている。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は1です。保育所保育指針は、3歳以上児が保育士等との信頼関係に支えられて自己を発揮する中で、互いに思いを主張し、折り合いを付ける体験をし、自分の気持ちを調整する力が育つようにすることを示しています。そのため、形だけ謝らせたり、積み木を増やしたり、保育士が答えを出して終わらせたりするのではなく、二人の思いを受け止め、言葉で伝え合えるよう仲立ちし、一緒に解決の方法を考える関わりが最も適切です。

1 ○ Eちゃんには「使っていたのに取られて嫌だった」、Fちゃんには「家を作るのに使いたかった」という思いがあります。保育士がそれぞれの気持ちを受け止め、言葉にして相手に伝える手助けをし、「どうしたらいいかな」と一緒に考えることで、子どもは相手にも思いがあることに気付き、折り合いを付ける経験ができます。押したことについても、相手が痛かったことを伝えて考える機会になります。

2 × 気持ちを落ち着かせようとする意図はありますが、何が嫌だったのか、何をしたかったのかを言葉にしないまま「ごめんね」を言い合わせると、形だけの解決になりやすく、互いの思いに気付いて折り合いを付ける経験になりません。

3 × 積み木を増やせばその場の取り合いはなくなりますが、取り合いになったわけに触れないため、子どもが相手の思いに気付き、自分たちで折り合いを付ける経験の機会になりません。

4 × 押すという身体的な行動があり、二人とも泣いている状況で声をかけずに見守り続けるのは適切ではありません。子ども同士の解決を大切にすることと、援助を必要としている場面で関わらないことは別です。

5 × Eちゃんの思いを守る意図はありますが、保育士が判断して二人を引き離すと、Fちゃんの思いは受け止められず、子どもが互いの気持ちに気付き、どうすればよいかを考える経験になりません。

根拠となる指針の記述 指針第2章3(2)イ「人間関係」の内容の取扱い⑤は、集団の生活を通して、子どもが人との関わりを深め、規範意識の芽生えが培われることを考慮し、子どもが保育士等との信頼関係に支えられて自己を発揮する中で、互いに思いを主張し、折り合いを付ける体験をし、きまりの必要性などに気付き、自分の気持ちを調整する力が育つようにすることを示しています。また④は、人に対する信頼感や思いやりの気持ちは、葛藤やつまずきをも体験し、それらを乗り越えることにより次第に芽生えてくることに配慮することとしています。いざこざは避けるべき出来事ではなく、こうした力が育つ機会としてとらえられています。

援助の順序 実際の場面では、まず二人の気持ちが落ち着くよう受け止めること、次にそれぞれが何をしたかったのか、何が嫌だったのかを言葉にしてもらうこと(言葉にしにくいときは保育士が代弁すること)、そして相手の思いを伝えたうえで「どうしたらいいと思う?」と問いかけ、子どもから出た方法(交代で使う、一緒に使う、ほかの積み木を探すなど)を試してみる、という流れが考えられます。保育士が正解を示すより、子ども自身が考えた方法を尊重することで、主体的に問題を解決する経験になります。

年齢による援助の違い 1歳以上3歳未満児との援助の違いは問46の解説を参照してください。

紛らわしい点 2・3・5は、どれも「早く落ち着かせたい」「取り合いをなくしたい」「先に使っていた子を守りたい」という善意からの対応で、その場は収まります。しかし、どれも二人が自分の思いを言葉にし、相手の思いに気付く過程を飛ばしています。4は子ども同士の解決を尊重しているように見えますが、押す行動があり援助が必要な場面です。

保育の基本との関わり 指針第1章1(3)は、保育の方法として、子どもの主体としての思いや願いを受け止めることや、子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における活動を効果あるものにするよう援助することを挙げています。選択肢1の対応は、この保育の方法にも合致します。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2)イ(ウ)④・⑤、第1章 1(3)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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