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保育士 保育の心理学 問3|発達の基本概念と発達加速現象

問題

保育士 | 保育の心理学 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

発達の基本的な概念に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は1です。前の世代に比べて体が大きくなったり、成熟が早まったりする現象をまとめて発達加速現象といいます。そのうち身長・体重などが大きくなるのが成長加速現象、初潮や声変わりなどが早まるのが成熟前傾現象です。2の「発達勾配現象」は世代ではなく地域や集団の間で発達の早さに差がみられることを指すので誤りです。発達は中心から末梢へ進み(3は逆)、生涯にわたって続き(4は誤り)、個人差があるのは時期や速さで、順序は共通です(5は逆)。

1 適切 発達加速現象は、世代が新しくなるにつれて身体的な発達が促進される現象です。身長・体重などの量的な成長が大きくなる面を成長加速現象、性的成熟などの時期が早まる面を成熟前傾現象と呼んで区別します。

2 不適切 性的成熟の始まりが前の世代より早まる現象は成熟前傾現象です。発達勾配現象は、同じ世代の中で、地域や社会階層などの集団の間に発達の早さの差がみられることを指します。

3 不適切 身体や運動の発達は、頭部から尾部(脚部)へ、中心から末梢へという方向で進むとされます。首がすわり、腰がすわってから歩けるようになる、肩や腕の大きな動きから指先の細かい動きへと進む、という順序がその例です。肢は方向が逆です。

4 不適切 生涯発達の考え方では、発達は青年期までに限らず、受胎から死に至るまでの生涯にわたる変化としてとらえられます。上昇的な変化(獲得)だけでなく、下降的な変化(喪失)も含みます。

5 不適切 個人差と順序性を入れ替えています。発達には一定の順序(順序性)があり、個人差があるのは時期や速さのほうです。順序性と個人差は両立する特徴です。

発達加速現象の2つの面 発達加速現象は、栄養状態や生活環境の変化などが背景にあると考えられています。整理すると、①成長加速現象(身長・体重などの量的な増大)、②成熟前傾現象(初潮・精通・声変わりなどの質的な変化の時期の早まり)に分けられます。また、ある世代と前の世代を比べる「年間加速現象」と、同じ世代の中で集団間を比べる「発達勾配現象」という区別もあります。肢2は、成熟前傾現象の内容に発達勾配現象の名前を付けた入れ替えです。

発達の一般的な特徴 教科書では発達の特徴として、①順序性(一定の順序で進む)、②方向性(頭部から脚部へ、中心から末梢へ)、③連続性(途切れずに続く)、④個人差(速さや到達の時期は一人一人違う)、⑤分化と統合(未分化な全身的反応から、部分ごとの動きに分かれ、それがまとまっていく)などが挙げられます。肢3は②に反しています。肢5は④(個人差)と①(順序性)の対象を入れ替えた誤りです。

生涯発達の考え方 バルテスらの生涯発達心理学は、発達を生涯にわたる獲得と喪失の両方を含む過程としてとらえました。エリクソンの心理社会的発達理論も、乳児期から老年期までの8つの段階を示しています。肢4は、生涯発達の考え方の範囲を青年期までに狭めた誤りです。

保育所保育指針との関係 保育所保育指針の第1章では、保育士等が子どもの発達過程に応じて保育することが示されており、一人一人の発達過程や個人差に十分配慮することが求められています。「発達過程」という言葉には、ある時期に何ができるかという到達点ではなく、育ちの道筋をとらえる見方が込められています。

紛らわしい点 「成長」と「成熟」、「加速」と「前傾」、「年間加速」と「発達勾配」という似た言葉の組み合わせは取り違えやすいところです。量的な大きさなのか、時期の早まりなのか、世代間の比較なのか集団間の比較なのかを、言葉ごとに確かめておきます。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:発達心理学の定説(発達加速現象〔成長加速現象・成熟前傾現象〕、発達の方向性、生涯発達の考え方)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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