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保育士 子どもの食と栄養 問7|妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針

問題

保育士 | 子どもの食と栄養 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」(2021年3月)についての記述である。(A)〜(C)にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 ・2021年の改定では、妊娠前からの健康なからだづくりや適切な食習慣の形成が重要であることから、指針の対象に(A)も含むこととし、名称を「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」とした。 ・指針の解説要領は、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスク低減のため、妊娠に気づく前の段階から(B)を十分に摂取していることが大切であるとしている。 ・同じく解説要領は、レバーなどに多く含まれる(C)について、過剰摂取により先天奇形が増加することが報告されているため、妊娠を計画する人や妊娠3か月以内の人は大量の摂取を避けるよう示している。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの食と栄養」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 3
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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は3です。2021年の改定で、妊娠前の女性も指針の対象となり、名前が「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」に変わりました。赤ちゃんの神経管閉鎖障害は、妊娠に気づく前の時期に起こりうるため、妊娠前から葉酸を十分にとることが大切です。一方、レバーなどに多いビタミンAは、とりすぎると先天奇形が増えると報告されているため、妊娠を計画する人や妊娠3か月以内の人は大量にとらないよう示されています。

A 妊娠前の女性 改定の概要は、妊娠、出産、授乳等に当たっては妊娠前からの健康なからだづくりや適切な食習慣の形成が重要であるとして、対象に妊娠前の女性を含め、名称を「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」としたと説明しています。「授乳を終えた女性」を対象に加えたという記述はありません。

B 葉酸 解説要領は、神経管閉鎖障害を、胎児の神経管ができる時(受胎後およそ28日)に上手くつながらない先天性異常と説明し、多くの場合、妊娠を知るのは神経管ができる時期よりも遅いため、妊娠に気づく前から葉酸を十分に摂取していることが大切だとしています。鉄やカルシウムも妊娠期に大切な栄養素ですが、神経管閉鎖障害の予防として示されているのは葉酸です。

C ビタミンA 解説要領の「妊娠中に気をつけたい食品」は、レバーなどに多く含まれるビタミンAについて、過剰摂取により先天奇形が増加することが報告されているため、妊娠を計画する人や妊娠3か月以内の人は大量の摂取を避けるよう求めています。ビタミンDについてこのような注意は示されていません。

以上から3が正答です。

指針の構成 改定後の指針は、妊娠前からの健康づくりや妊産婦に必要とされる食事内容とともに、妊産婦の生活全般、からだや心の健康にも配慮した10項目で構成されています。解説要領の目次には、「妊娠前から、バランスのよい食事をしっかりとりましょう」「「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと」「不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと」「「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に」「乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分に」「妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に」「母乳育児も、バランスのよい食生活のなかで」「無理なくからだを動かしましょう」「たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう」「お母さんと赤ちゃんのからだと心のゆとりは、周囲のあたたかいサポートから」が並んでいます。

葉酸のとり方 解説要領は、通常の食事に加えて、サプリメントや食品中に強化される葉酸(狭義の葉酸)として摂取することが望まれるという食事摂取基準の考え方を紹介しています。狭義の葉酸はプテロイルモノグルタミン酸で、食品中の葉酸(ポリグルタミン酸型)より生体利用率が高いためです。ただし、たくさんとればよいわけではなく過剰摂取には健康障害のおそれがあること、葉酸のサプリメントをとれば必ず予防できるわけではないこと、サプリメントをとっても野菜などの食事性葉酸を含む食品をとらなくてよいわけではないことも明記されています。

妊娠中に気をつけたい食品 同じ箇所では、ビタミンAのほか、一部の大型の魚介類には水銀が比較的多いものがあり、食べる魚介類の種類と量に注意が必要であること、肉・魚のパテ、生ハム、スモークサーモン、ナチュラルチーズなど加熱していない食品はリステリア菌が増殖している可能性があり、妊娠中は感染しやすく赤ちゃんに影響が出ることがあることも示されています。

体重増加の目安 改定の概要は、妊娠中の体重増加量の目安として、日本産科婦人科学会の「妊娠中の体重増加指導の目安」を参考に、妊娠前の体格(BMI)区分ごとの目安を示しています。日本人の食事摂取基準(2025年版)の妊婦・授乳婦の章も、同じ体重増加量の幅が指針で目安として示されていることに触れています。

紛らわしい点 ビタミンAは「不足しがち」な栄養素として注意される場面もあるため、妊娠初期の「過剰」に注意するという向きを取り違えないようにします。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの食と栄養」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」(2021年3月)改定の概要・解説要領(「不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと」「「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に」)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

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