保育士

保育士 保育原理 問7|保育所を利用している保護者への子育て支援

問題

保育士 | 保育原理 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、保育所の保育士の保護者への関わりについての記述である。「保育所保育指針」第4章「子育て支援」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 保護者に対する子育て支援を行う際には、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重する。 B Kさん(保護者)が、Mちゃん(2歳)の寝かしつけの方法について保育士とは違うやり方を続けたいと話したので、保育士は、保育所が望ましいと考える方法をKさんが受け入れるまで、毎日の送迎時に繰り返し指導することにした。 C 保護者による虐待が疑われる場合には、速やかに市町村又は児童相談所に通告し、適切な対応を図る。 D 外国籍家庭など、特別な配慮を必要とする家庭の場合には、状況等に応じて個別の支援を行うよう努める。 A〜Dの正誤の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 4
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  • 3
  • 4
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自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は4(A○ B× C○ D○)です。指針は、保護者の気持ちを受け止め、信頼関係を基本に「保護者の自己決定を尊重する」ことを子育て支援の基本にしています。Bのように、保育所の考えを受け入れるまで繰り返し指導するのは、この自己決定の尊重に反します。まずはKさんがそのやり方を選んでいる事情や思いを聞き、情報を伝えたうえでKさん自身が決められるよう支えます。CとDは指針の文どおりで、虐待が疑われるときの通告と、外国籍家庭などへの個別の支援が示されています。

A ○ 第4章1(1)アの文です。各地域や家庭の実態等を踏まえ、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重することが示されています。

B × 保育士の考えを保護者に受け入れさせることを目的に繰り返し指導する対応は、Aの「保護者の自己決定を尊重」に反します。指針は、日常の保育に関連した様々な機会を活用し、子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所保育の意図の説明などを通じて「保護者との相互理解を図るよう努めること」(2(1)ア)としています。保育所のやり方の意図を説明することは適切ですが、決めるのは保護者です。寝かしつけの方法に子どもの安全上の問題がある場合は、その点を具体的に伝えて一緒に考えることになります。

C ○ 第4章2(3)イの後段です。不適切な養育等が疑われる場合には市町村や関係機関と連携し、要保護児童対策地域協議会で検討するなど適切な対応を図り、虐待が疑われる場合には速やかに通告します。

D ○ 第4章2(2)ウの文です。

以上から4が正答です。

第4章の構成 第4章は、1 保育所における子育て支援に関する基本的事項、2 保育所を利用している保護者に対する子育て支援、3 地域の保護者等に対する子育て支援、の3つで構成されています。前文は、子育て支援の目的を「保護者及び地域が有する子育てを自ら実践する力の向上に資する」こととしています。保護者が自分で考えて決める力を支えることが目的であり、保育士の方法に合わせさせることではありません。

基本的事項の4つ 1(1)ア 自己決定の尊重、1(1)イ 保育所の特性(保育士等の専門性・子どもが常に存在する環境)を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての喜びを感じられるようにすること、1(2)ア 地域の関係機関等との連携・協働と保育所全体の体制構築、1(2)イ 子どもの利益に反しない限りでのプライバシー保護と秘密保持、です。

個別の支援の対象 2(2)は、ア 病児保育事業など多様な事業を実施する場合の配慮(子どもの福祉の尊重と生活の連続性)、イ 子どもに障害や発達上の課題が見られる場合の市町村・関係機関と連携した個別の支援、ウ 外国籍家庭など特別な配慮を必要とする家庭への個別の支援、を挙げています。2(3)アでは、育児不安等が見られる場合は「保護者の希望に応じて」個別の支援を行うよう努めるとされ、ここでも保護者の意向が出発点です。

通告の根拠 児童虐待の防止等に関する法律第6条第1項は、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者に、市町村、都道府県の設置する福祉事務所又は児童相談所への通告を義務づけています。指針の「市町村又は児童相談所」はこれと対応しています。

紛らわしい点 「自己決定の尊重」は、保護者の言うことに何でも従うという意味ではありません。子どもの最善の利益が損なわれるおそれがあるときは、Cのように関係機関と連携して対応します。保護者の意向の尊重と子どもの利益の確保は、どちらも指針の求めることであり、場面に応じて判断します。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第4章 1(1)ア・2(2)ウ・2(3)イ条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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