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保育士 保育の心理学 問13|言葉の獲得の過程

問題

保育士 | 保育の心理学 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次のA〜Dは、乳幼児の言葉の発達の過程でみられる姿である。A〜Dに当てはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 A 機嫌のよいときに、「アー」「クー」など、のどの奥から出るような柔らかい声を出す。 B 「バババ」「ダダダ」のように、子音と母音を組み合わせた音を繰り返して発声する。 C 「マンマ」という一つの言葉で、「ごはんがほしい」「ごはんがあるよ」など、場面に応じてさまざまな内容を伝える。 D 犬を指して「ワンワン」と言えるようになった子どもが、猫や牛など四本足の動物を見ても「ワンワン」と言う。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は1です。言葉の前段階として、まず「アー」「クー」という柔らかい声(クーイング)が出て(A)、次に「バババ」のように子音と母音を組み合わせた音を繰り返す喃語が出てきます(B)。やがて意味のある言葉が出ると、一つの言葉で文のような内容を伝える一語文がみられます(C)。言葉の意味の範囲を本来より広く使うことを語彙の過大般用といい、「ワンワン」を四本足の動物全部に使うのがその例です(D)。

A クーイング 機嫌のよいときなどに出る、のどの奥から発するような母音中心の柔らかい発声です。大人がそれに応えて声をかけると、乳児がまた声を出すというやり取りが生まれます。

B 喃語 子音と母音の組み合わせを含む、意味をもたない発声です。特に「バババ」「マンマン」のように同じ音節を繰り返すものを規準喃語(反復喃語)と呼びます。喃語の中で、母語に使われる音が次第に増えていくとされます。

C 一語文 初語が出た後の時期に、一つの単語に文のような意味を込めて使う姿です。同じ「マンマ」でも、状況や表情、声の調子によって「ほしい」「ある」など異なる内容を伝えます。その後、「ワンワン きた」のように2語をつなげる二語文へと進みます。

D 語彙の過大般用 言葉が本来指す範囲よりも広い対象に使う現象で、過拡張とも呼ばれます。逆に、「ワンワン」を自分の家の犬だけに使うなど、範囲を狭く使うことを過小般用(過縮小)といいます。

したがって1が正答です。2と5はAとBが逆、3と5はCが二語文、3と4はDが過小般用になっています。4のBの育児語は、大人が乳幼児に話しかけるときの言葉(「ブーブー」「ニャンニャン」など)で、乳児自身の発声を指す言葉ではありません。

話し言葉の前の段階 言葉の発達は、意味のある言葉が出る前から始まっています。泣き声や不快を表す発声から、クーイング、喃語へと進み、喃語の中で母語の音の特徴を身に付けていきます。この時期の乳児は、大人の声かけに応えて声を出すやり取り(声のやり取り)を楽しむようになり、これが後の会話の土台になります。

育児語と大人の話しかけ 大人が乳児に話しかけるとき、自然に声の高さを上げ、抑揚を大きくし、ゆっくりと繰り返して話すことが知られています。このような話し方は対乳児発話(マザリーズ)とも呼ばれ、乳児の注意を引きつけやすいとされます。「ブーブー」「ワンワン」のような育児語も、音を繰り返し、覚えやすい形をしています。

語彙の拡張と意味の調整 語彙の過大般用は、子どもが言葉の意味を自分なりに推し量り、使いながら確かめている姿ともいえます。大人が「そうね、あれはネコさんだね」と正しい言葉を添えて返すことで、子どもは少しずつ言葉の意味の範囲を調整していきます。言い間違いを否定するのではなく、子どもの伝えたい気持ちを受け止めて言葉を返す関わりが大切です。

語彙の増加と質問期 話せる言葉が増えると、物の名前をさかんにたずねる時期(「これなあに?」)、さらに理由や仕組みをたずねる時期(「なんで?」「どうして?」)がみられ、それぞれ質問期と呼ばれます。子どもの問いに丁寧に応じることは、語彙を増やすだけでなく、知りたい気持ちを支えることにもなります。

保育所保育指針との関係 指針の第2章1歳以上3歳未満児の領域「言葉」の内容の取扱いでは、身近な人に親しみをもって接し、自分の感情などを伝え、それに相手が応答し、その言葉を聞くことを通して次第に言葉が獲得されていくものであることを考慮して、楽しい雰囲気の中で保育士等との言葉のやり取りができるようにすることが示されています。言葉は、やり取りの中で育つという考え方です。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:発達心理学の定説(クーイング、喃語〔規準喃語〕、一語文・二語文、語彙の過大般用・過小般用、育児語)/保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 2(2)エ 言葉 (ウ)①条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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