問題
子どもが自ら探究する学びや、それに関わる保育所保育指針の記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ
答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は3です。保育所保育指針の3歳以上児の領域「環境」のねらい②には、「身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする」と書かれています。子どもが自分から関わって発見し、考える姿を大切にしているのです。1はねらい③の「感覚を豊かにする」を「正しい知識を身に付ける」に変えています。2は示された結論を受け取る学び方で、発見学習とは逆です。4は内容⑧の「自分なりに」を「保育士が示した手順に沿って」に変えています。5の「思考力の芽生え」には、多くの友達に合わせるのではなく、自ら判断したり、考え直したりする姿が書かれています。
1 不適切 領域「環境」のねらい③は「身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする」です。ねらいは物の性質や数量、文字などに対する「感覚を豊かにする」ことで、正しい知識を身に付けることではありません。
2 不適切 教師が整理して示した結論を受け取ることを重視するのは、発見学習とは反対の考え方です。発見学習では、結論に至る過程を学習者自身がたどることを重視します。
3 適切 領域「環境」のねらい②の文言どおりです。領域「環境」は「周囲の様々な環境に好奇心や探究心をもって関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う」領域とされています。
4 不適切 領域「環境」の内容⑧は「身近な物や遊具に興味をもって関わり、自分なりに比べたり、関連付けたりしながら考えたり、試したりして工夫して遊ぶ」です。「保育士が示した手順に沿って」ではなく「自分なりに」です。
5 不適切 「思考力の芽生え」には、友達の様々な考えに触れる中で、自分と異なる考えがあることに気付き、自ら判断したり、考え直したりするなど、新しい考えを生み出す喜びを味わいながら、自分の考えをよりよいものにするようになる、と示されています。肢は「自ら判断したり、考え直したり」を「多くの友達が支持する考えを選ぶ」に変えています。
領域「環境」のねらいの構成 保育所保育指針の第2章3(2)ウ「環境」は、「周囲の様々な環境に好奇心や探究心をもって関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う」領域です。ねらいは、①身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ、②身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする、③身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする、の3つです。①興味・関心、②自分から関わり発見し考える、③感覚を豊かにする、という流れで読むと区別しやすくなります。
内容⑧と「自分なりに」 内容⑧は「身近な物や遊具に興味をもって関わり、自分なりに比べたり、関連付けたりしながら考えたり、試したりして工夫して遊ぶ」です。比べ方や試し方は子ども自身のものであることが示されています。
「思考力の芽生え」とのつながり 第1章4(2)カ「思考力の芽生え」は、身近な事象に積極的に関わる中で、物の性質や仕組みなどを感じ取ったり、気付いたりし、考えたり、予想したり、工夫したりするなど、多様な関わりを楽しむようになる姿を示しています。後半では、友達の様々な考えに触れる中で、自分と異なる考えがあることに気付き、自ら判断したり、考え直したりするなど、新しい考えを生み出す喜びを味わいながら、自分の考えをよりよいものにするようになる姿が示されています。領域「環境」のねらい②の「自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたり」する経験の積み重ねが、この姿につながっていきます。
発見学習との関係 発見学習は、学習者が仮説を立てて確かめるなど、結論に至る過程を自らたどって法則や概念を見いだしていくことを重視する学び方です。教師が整理して示した結論を受け取ることを重視する方法(肢2)とは考え方が反対です。
紛らわしい点 1はねらい③の「感覚を豊かにする」を「正しい知識を身に付ける」という到達目標に変えた肢、4は内容⑧の「自分なりに」を「保育士が示した手順に沿って」に変えた肢です。5は指針の「自ら判断したり、考え直したり」を「多くの友達が支持する考えを選ぶ」に変えています。指針の文言は、子ども自身が関わり、自分なりに考える姿を一貫して示しています。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2)ウ 環境 (ア)ねらい②③・(イ)内容⑧/第1章 4(2)カ/教育心理学の定説(発見学習)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
執筆・運営:合格ナビ運営事務局(運営者情報)・編集方針。

