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保育士 子どもの食と栄養 問25|ビタミンの働きと欠乏症

問題

保育士 | 子どもの食と栄養 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に示されたビタミンの働きと欠乏症についての記述である。(A)〜(D)にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 ・(A)は、グルコース代謝やエネルギー産生において重要な役割を果たす。欠乏症には、脚気とウェルニッケ-コルサコフ症候群がある。 ・(B)は、コラーゲン合成において補因子として働く。欠乏すると血管がもろくなって出血傾向となり、壊血病となる。 ・(C)が欠乏すると、小腸や腎臓でのカルシウム及びリンの吸収率が減少し、石灰化障害(小児ではくる病、成人では骨軟化症)が起こる。 ・(D)が欠乏すると、乳幼児では角膜乾燥症から失明に至ることもあり、成人では夜盲症を発症する。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの食と栄養」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 1
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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は1です。脚気の原因になるのはビタミンB1の不足、壊血病はビタミンCの不足、くる病(大人では骨軟化症)はビタミンDの不足、夜盲症(乳幼児では角膜乾燥症から失明に至ることもある)はビタミンAの不足で起こります。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働き、ビタミンCはコラーゲンをつくる働き、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きをもつ、と働きと結び付けて覚えると整理しやすくなります。

A ビタミンB1 食事摂取基準(2025年版)は、ビタミンB1が補酵素としてグルコース代謝やクエン酸回路などにかかわり、特にグルコース代謝とエネルギー産生に重要だとしています。欠乏症は脚気とウェルニッケ-コルサコフ症候群です。ビタミンB2の欠乏では、口内炎、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎などが起こるとされており、脚気ではありません。ナイアシンの欠乏症はペラグラです。

B ビタミンC ビタミンCは抗酸化作用をもち、コラーゲン合成の水酸化反応に補因子としてかかわります。欠乏するとコラーゲン合成が抑えられ、血管がもろくなって壊血病となります。ビタミンKは血液凝固にかかわるビタミンで、壊血病の原因ではありません。

C ビタミンD ビタミンDが欠乏すると、小腸や腎臓でのカルシウム・リンの吸収率が下がり、小児ではくる病、成人では骨軟化症が起こります。

D ビタミンA ビタミンAの欠乏により、乳幼児では角膜乾燥症から失明に至ることもあり、成人では夜盲症を発症します。

以上から1が正答です。

脂溶性と水溶性 ビタミンは、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)と水溶性ビタミン(B群・C)に分けられます。脂溶性ビタミンは脂質と一緒に吸収されやすく、とりすぎによる健康障害も問題になるため、食事摂取基準ではビタミンA(レチノールによる肝臓障害)やビタミンD(高カルシウム血症)に耐容上限量が設けられています。

ビタミンAの欠乏症状 ビタミンAが欠乏すると、夜盲症や角膜乾燥症のほか、成長阻害、骨や神経系の発達抑制、皮膚の乾燥・角質化、免疫能の低下や粘膜上皮の乾燥による感染症へのかかりやすさが見られると記載されています。

ビタミンDと乳児 食事摂取基準の「乳児・小児」の章は、母乳栄養児でビタミンD不足によるくる病や低カルシウム血症の発症が我が国でも報告されていることを示し、乳児の目安量をくる病防止に必要な量として定めています。ビタミンDは食事からとるだけでなく、日光を浴びることで皮膚でもつくられるため、日照の機会が少ない乳児では不足しやすくなります。

ビタミンB1と子ども 「授乳・離乳の支援ガイド」は、イオン飲料の多量摂取による乳幼児のビタミンB1欠乏が報告されているとし、授乳期・離乳期を通して基本的にイオン飲料をとる必要はないとしています。糖質を多く含む飲み物をたくさんとると、その代謝にビタミンB1が使われることと結び付けて理解しておくとよいでしょう。

ビタミンB12と葉酸 欠乏症として巨赤芽球性貧血を起こすのは葉酸とビタミンB12です。両者はともにDNA合成にかかわり、葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血はビタミンB12欠乏によるものと区別できないと説明されています。選択肢5のように「壊血病=ビタミンB12」とする組み合わせは誤りです。

紛らわしい点 「くる病」と「夜盲症」の入れ替え(選択肢3)、「出血」という言葉からビタミンKを連想する誤り(選択肢3・4)に注意します。壊血病の出血は、コラーゲン不足で血管がもろくなることによるものです。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの食と栄養」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」各論 ビタミン(脂溶性ビタミン:ビタミンA・ビタミンD/水溶性ビタミン:ビタミンB1・ビタミンC)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

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