問題
次のうち、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」における幼児の扱いについての記述として、適切なものを3つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの食と栄養」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
※この問題は3つ選ぶ形式です。3つとも選ぶと答え合わせになり、正答の全部を選んだときだけ正解として扱います。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は2、4、5です。子どもは成長の途中で体格がどんどん変わるため、エネルギーが足りているかどうかは成長曲線に身長や体重を記入し、カーブに沿って育っているかを見て判断します(2)。目標とするBMIは成人にしか示されていないので、1は誤りです。幼児期の年齢区分は「1〜2歳」「3〜5歳」です(4)。子どもの体格には肥満度が多く使われ、20%以上が肥満とされてきました(5)。食物繊維の目標量は3〜17歳に設けられており、1〜2歳にはないので3は誤りです。
1 不適切 食事摂取基準(2025年版)は、成人ではエネルギー収支のバランスの指標としてBMIを使いますが、目標とするBMIの提示は成人に限られているとしています。乳児・小児では参考資料のエネルギー必要量を参照します。
2 適切 幼児及び小児の体格は時間とともに変化するため、エネルギー摂取量の過不足の評価は、成長曲線(身体発育曲線)を用いて成長の経過を縦断的に観察することで行うとされています。体重や身長を測り、成長曲線のカーブに沿っているか、大きく外れる停滞や体重増加がないかを確かめます。
3 不適切 3歳未満の小児は我が国の摂取実態の詳細が明らかでなく、目標量を算定する根拠が乏しいため、食物繊維の目標量は3〜17歳に限って設定されています。また、小児の便秘改善に関する研究は量的な議論が少なく、目標量の算定には利用できないとされています。
4 適切 参照体位の表などでは、乳児の後は「1〜2(歳)」「3〜5(歳)」「6〜7(歳)」…と区分されており、幼児期は1〜2歳と3〜5歳に分かれています。
5 適切 小児の体格の評価には、実測体重と標準体重から算出される肥満度を用いることが多く、歴史的に肥満度20%以上が肥満とされると記載されています。
参照体位の決め方 0〜17歳の参照体位(参照身長・参照体重)は、日本小児内分泌学会・日本成長学会合同標準値委員会による「小児の体格評価に用いる身長、体重の標準値」をもとに、各年齢区分の中央時点の中央値をとって定められています。この標準値は、2000年度のデータをもとに算出されたものです。年代による成長の変化(secular trend)が落ち着いた年度で、かつ肥満が増える前の年度を重視したという考え方が説明されています。
なぜ成長曲線で見るのか 小児のBMIにもパーセンタイル曲線はありますが、成人と違って目標となりうるBMIの値が短い期間に大きく変わるため、一時点の数値で判断することはできません。そのため、同じ子どもの身長と体重を継続して記録し、成長曲線に沿って伸びているかを見ることが基本になります。保育所でも、定期的な身体測定の結果を成長曲線に記入し、急な体重の増加や停滞に気づいたときは、嘱託医や保護者と相談することが大切です。
幼児の栄養素の扱い 小児を対象とした研究は少ないため、十分な資料がない栄養素は、成人の値から外挿して基準値を求めています。食物繊維は、3歳以上について成人と同じ方法で目標量を算出し、算出された値より現在の摂取量の中央値の方が多い場合は中央値を目標量としています。飽和脂肪酸も、3歳以上には目標量(上限)が設定され、1〜2歳は設定が見送られています。
幼児期の食事の特徴との関係 「児童福祉施設等における食事の提供ガイド」は、乳幼児期は食事からとるエネルギーや栄養素が健康の維持・増進や活動だけでなく発育・発達のためにも必要であるとし、幼児が1日3回の食事に加えて間食(おやつ)をとることや、規則正しい食事と間食で「お腹がすくリズム」を経験できるよう配慮することを示しています。
紛らわしい点 1は成人の考え方をそのまま子どもに当てはめた誤りです。3は「便秘の改善」という小児で注目される健康課題を理由にしていますが、量的な根拠が乏しいことが食事摂取基準に明記されています。
- 日本人の食事摂取基準厚生労働省の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの食と栄養」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」対象特性 乳児・小児(参照体位・エネルギー・食物繊維)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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