問題
次のA〜Dは、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年3月29日 厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課長通知)に示された3歳未満児の食育についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 6か月未満児のねらいとして、「お腹がすき、乳(母乳・ミルク)を飲みたい時、飲みたいだけゆったりと飲む。」が示されている。 B 6か月未満児の配慮事項として、母乳育児を希望する保護者のために冷凍母乳による栄養法などの配慮を行い、冷凍母乳による授乳を行うときには十分に清潔で衛生的に処置をすることが示されている。 C 1歳3か月から2歳未満児の配慮事項として、清潔の習慣を身につけさせるため、子どもの食べる意欲よりも清潔を優先し、全員に同じ手順で手や顔を拭かせることが示されている。 D 2歳児のねらいとして、「保育士を仲立ちとして、友達とともに食事を進め、一緒に食べる楽しさを味わう。」が示されている。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの食と栄養」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
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自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は5です。Cだけが誤りです。指針は1歳3か月から2歳未満児の清潔の習慣について、「子どもの食べる意欲を損なわぬよう、一人一人の状態に応じてかかわること」としています。意欲よりも清潔を優先させたり、全員に同じやり方を求めたりするものではありません。6か月未満児のねらい(A)、冷凍母乳への配慮(B)、2歳児の「保育士を仲立ちとして友達と一緒に食べる楽しさを味わう」というねらい(D)は、いずれも指針に示されている内容です。
A ○ 6か月未満児のねらいは、「①お腹がすき、乳(母乳・ミルク)を飲みたい時、飲みたいだけゆったりと飲む。」「②安定した人間関係の中で、乳を吸い、心地よい生活を送る。」の2つです。
B ○ 6か月未満児の配慮事項④は、「母乳育児を希望する保護者のために冷凍母乳による栄養法などの配慮を行う。冷凍母乳による授乳を行うときには、十分に清潔で衛生的に処置をすること。」としています。
C × 1歳3か月~2歳未満児の配慮事項⑤は、「清潔の習慣については、子どもの食べる意欲を損なわぬよう、一人一人の状態に応じてかかわること。」です。この時期の内容には「食事の前後や汚れたときは、顔や手を拭き、きれいになった快さを感じる」がありますが、意欲を優先し、個別に対応することが求められています。
D ○ 2歳児のねらいは、「①いろいろな種類の食べ物や料理を味わう。」「②食生活に必要な基本的な習慣や態度に関心を持つ。」「③保育士を仲立ちとして、友達とともに食事を進め、一緒に食べる楽しさを味わう。」です。
以上から A○ B○ C× D○ の5が正答です。
3歳未満児の区分 指針は3歳未満児を、6か月未満児、6か月~1歳3か月未満児、1歳3か月~2歳未満児、2歳児の4つに分け、それぞれ「ねらい」「内容」「配慮事項」を示しています。3歳未満児は発達の特性から5項目(食と健康・食と人間関係・食と文化・いのちの育ちと食・料理と食)を明確に区分しにくいため、5項目に配慮しながら一括して示されています。
どの時期にも共通する配慮 各時期の配慮事項の最初には「一人一人の子どもの安定した生活のリズムを大切にしながら、心と体の発達を促すよう配慮すること」が置かれています。また、6か月未満児と6か月~1歳3か月未満児では、「食欲と人間関係が密接な関係にあることを踏まえ、愛情豊かな特定の大人との継続的で応答的な授乳(及び食事)でのかかわりが、子どもの人間への信頼、愛情の基盤となるように配慮すること」が示されています。
発達に応じた調理形態 6か月~1歳3か月未満児と1歳3か月~2歳未満児の配慮事項には、「子どもの咀嚼や嚥下機能の発達に応じて、食品の種類、量、大きさ、固さなどの調理形態に配慮すること」があります。1歳3か月~2歳未満児では、食事のときに一緒に噛むまねをして見せるなどして噛むことの大切さが身につくよう配慮することも示されています。
人への関心の広がり 1歳3か月~2歳未満児と2歳児の配慮事項には、「子どもが一緒に食べたい人を見つけ、選ぼうとする姿を受けとめ、人への関心の広がりに配慮すること」があります。2歳児では、子ども同士のいざこざも多くなるので、保育士はお互いの気持ちを受容し、他の子どもとのかかわり方を知らせていくことが加えられています。
保育所保育指針とのつながり 現行の保育所保育指針(平成29年告示)も、乳児保育の「健やかに伸び伸びと育つ」の内容の取扱いで、離乳食が完了期へと徐々に移行する中で様々な食品に慣れるようにし、和やかな雰囲気の中で食べる喜びや楽しさを味わい、進んで食べようとする気持ちが育つようにすることを示しています。
紛らわしい点 Cは「清潔の習慣」という正しい目的に、指針とは逆の方法を組み合わせた誤りです。この指針は全体を通して、子どもの意欲や個人差を尊重する書き方になっています。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの食と栄養」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年3月29日 雇児保発第0329001号)第3章 食育のねらい及び内容〈6か月未満児〉〈1歳3か月~2歳未満児〉〈2歳児〉条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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