宅建の試験時間は120分・50問(登録講習修了者は110分・45問)で、平均は1問2分24秒です。令和5〜7年度の問題冊子の文字数から区分別の時間割、3周で解く時間割、合格基準点別の得点配分の例を、計算式つきで示します。
目次
結論:宅建の試験時間は120分で50問、平均は1問あたり2分24秒です。登録講習修了者(5問免除)は110分で45問、平均は約2分27秒です(不動産適正取引推進機構・RETIO の試験概要から当サイトが割り算)。解く順番の指定は、試験概要にも令和7年度の問題冊子の注意事項にもありません(2026-10-28 時点)。この記事では、令和5〜7年度の問題冊子の文字数で区分ごとの時間割を作り、3周で解く時間割と、合格基準点別の得点配分の例を表にしました。
時間配分の数字は、公式が決めたものではなく、公表されている問数・試験時間・問題冊子から当サイトが計算した例です。どの数字が公式で、どの数字が当サイトの計算かは、表の中で分けて書いています。
宅建の試験時間と、1問あたりの平均時間
RETIOの試験概要では、試験は四肢択一式の50問で、時間は13時から15時までの2時間です。登録講習修了者は問46〜問50を解答しないので45問となり、時間は13時10分から15時まで(1時間50分)です。
| 受験区分 | 問数 | 試験時間 | 1問あたりの平均(当サイトの計算) |
|---|---|---|---|
| 一般の受験者 | 50問 | 120分 | 120÷50=2.4分(2分24秒) |
| 登録講習修了者 | 45問 | 110分 | 110÷45=約2.44分(約2分27秒) |
宅建 令和8年度試験の時間:令和8年10月18日(日)13時〜15時(2時間)。登録講習修了者は13時10分〜15時(1時間50分)。試験時間中の途中退出はできず、途中退出した場合は棄権または不正受験とみなして採点しない。最終確認日:2026-10-28。出典:RETIO 令和8年度 宅建試験のスケジュール。
平均は、全問に同じ時間をかけると仮定した数字です。実際には、問によって文章の長さが違います。次の節で、問題冊子の文字数を数えて、区分ごとの違いを見ます。
問題冊子の並び:区分ごとの問数と文字数
令和5年度・6年度・7年度の問題冊子(RETIOが公表)を、各問の冒頭の法令名・テーマで区分に分けて数えると、3年とも次の並びでした。令和7年度の冊子は、1〜27ページの50問で、問46〜問50は26〜27ページにあります。
| 区分 | 問題番号 | 問数 | 3年平均の文字数(合計) | 1問あたりの文字数 |
|---|---|---|---|---|
| 権利関係 | 問1〜14 | 14問 | 約5,540字 | 約396字 |
| 法令上の制限 | 問15〜22 | 8問 | 約3,570字 | 約446字 |
| 税・価格の評定 | 問23〜25 | 3問 | 約1,110字 | 約371字 |
| 宅建業法と関係法令 | 問26〜45 | 20問 | 約9,550字 | 約477字 |
| 免除科目 | 問46〜50 | 5問 | 約1,760字 | 約353字 |
| 合計 | 問1〜50 | 50問 | 約21,540字 | 約431字 |
文字数は、冊子のPDFのテキストから、問題文と選択肢の空白を除いて数えた概算です。図や表の中身は数えていません。年ごとの合計は、令和5年度が20,486字、令和6年度が21,292字、令和7年度が22,833字でした。
宅建 令和5〜7年度の区分別の問数:権利関係14・法令上の制限8・税と価格の評定3・宅建業法と関係法令20・免除科目5(計50問・3年とも同じ並び)。最終確認日:2026-10-28。出典:RETIO 問題冊子(令和5年度・令和6年度・令和7年度。区分けと文字数の集計は合格ナビ)。
区分ごとの問数の内訳や、権利関係で3年間に出たテーマは、宅建はどんな問題が出る?に表があります。ここでは、時間配分に必要な数字だけを使います。
区分別の時間割:文字数に比例させる
文字数が多い区分は、読むだけで時間がかかります。そこで、解答に使う時間を、区分ごとの文字数に比例させて割り振りました。解答に使う時間は、120分のうち100分と仮定します(残りの20分は、後の節の「3周で解く時間割」で使います)。
計算式は「100分 × 区分の文字数 ÷ 50問の文字数の合計」です。
| 区分 | 文字数の割合 | 時間(100分のうち) | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| 権利関係(14問) | 25.7% | 26分 | 約1分51秒 |
| 法令上の制限(8問) | 16.6% | 17分 | 約2分08秒 |
| 税・価格の評定(3問) | 5.2% | 5分 | 約1分40秒 |
| 宅建業法と関係法令(20問) | 44.3% | 44分 | 2分12秒 |
| 免除科目(5問) | 8.2% | 8分 | 1分36秒 |
| 合計(50問) | 100% | 100分 | 平均2分00秒 |
1問あたりは、表の分数を問数で割った値です(例:26÷14=約1.86分)。
この表の前提は2つです。1つ目は、読む量が時間に比例するという仮定です。実際は、権利関係の事例問題のように、読む量が同じでも考える時間が長い問があります。2つ目は、解答の100分という数字が、当サイトの置いた仮定であることです。この表は目安であり、出題や難しさを予想するものではありません。
宅建 登録講習修了者の時間割:一般の時間割から免除科目を除き、解答90分で再計算すると、権利関係25分・法令上の制限16分・税と価格の評定5分・宅建業法と関係法令44分(合計90分)。最終確認日:2026-10-28。出典:RETIO 令和7年度 問題冊子ほか令和5・6年度の冊子の文字数から合格ナビが計算(端数の調整は宅建業法に寄せた)。
3周で解く時間割
区分別の時間割を、実際の進め方にすると、3周に分ける方法があります。当サイトの例です。
| 周 | やること | 一般(120分) | 登録講習修了者(110分) |
|---|---|---|---|
| 1周目 | 全問を通して読み、選べる問は選ぶ。迷う問・計算が重い問には印をつけて飛ばす | 80分 | 70分 |
| 2周目 | 印をつけた問に戻って解く | 20分 | 20分 |
| 3周目 | 解答用紙への記入と、見直し | 20分 | 20分 |
| 合計 | 120分 | 110分 |
1周目と2周目を合わせた100分(登録講習修了者は90分)が、前の節の区分別の時間割に対応します。見直しに使う時間の長さは、試験案内にも問題冊子の注意事項にも書かれていません。20分という数字は、当サイトの仮定です。
飛ばす基準は、時間で決めると迷いません。例えば「1問に3分を超えたら印をつけて次へ」のように、自分の基準を決めておきます。何分にするかは、練習で測って決めます。
解く順番を決める:公式の指定はない
RETIOの試験概要と令和7年度の問題冊子の注意事項には、解く順番の指定は書かれていません(2026-10-28 時点)。冊子の注意事項にあるのは、解答は解答用紙の「記入上の注意」に従うこと、正解は各問題とも一つだけで、二つ以上の解答をしたものは正解としないこと、問題の法令は4月1日現在施行のものに基づくことなどです。
順番の選び方は、主に次の2つです。
| 順番 | 内容 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 冊子の順 | 問1から問50まで | 順番を変えると混乱する人 | 最初の権利関係で時間を使いすぎると、後の区分に響く |
| 区分ごとに入れ替える | 例:宅建業法(問26〜45)→免除科目(問46〜50)→法令上の制限(問15〜22)→税など(問23〜25)→権利関係(問1〜14) | 得点しやすい区分で先に点を取りたい人 | 解答用紙の問番号がずれないよう、記入の確認に時間がかかる |
順番ごとの得点差を比べたデータの記載は、RETIOの試験概要にも、問題冊子の注意事項にもありません(2026-10-28 時点)。自分で決める方法は、次の節の通し練習です。
合格基準点別の得点配分の例
目標の点数を、区分ごとに割り振ると、どの区分でどれだけ取ればよいかが見えます。合格基準点は、RETIOが毎年公表しており、令和4年度以降は次のとおりです。
| 年度 | 一般(50問中) | 登録講習修了者(45問中) |
|---|---|---|
| 令和7年度 | 33点 | 28点 |
| 令和6年度 | 37点 | 32点 |
| 令和5年度 | 36点 | 31点 |
| 令和4年度 | 36点 | 31点 |
宅建 合格基準点:令和7年度 33点(登録講習修了者28点)、令和6年度 37点(32点)、令和5年度 36点(31点)、令和4年度 36点(31点)。最終確認日:2026-10-28。出典:RETIO 試験実施概況(令和7年度以前10年間)。
次の表は、この3つの点数(33点・36点・37点)を、区分ごとに割り振った当サイトの例です。各区分の点数は、その区分の問数(14・8・3・20・5)を超えず、合計が目標点になるように置いています。
| 区分(問数) | 33点を目標 | 36点を目標 | 37点を目標 |
|---|---|---|---|
| 権利関係(14問) | 7点 | 8点 | 9点 |
| 法令上の制限(8問) | 5点 | 5点 | 5点 |
| 税・価格の評定(3問) | 2点 | 2点 | 2点 |
| 宅建業法と関係法令(20問) | 16点 | 18点 | 18点 |
| 免除科目(5問) | 3点 | 3点 | 3点 |
| 合計(50問) | 33点 | 36点 | 37点 |
検算は、33点が7+5+2+16+3=33、36点が8+5+2+18+3=36、37点が9+5+2+18+3=37です。
RETIOの試験概要と結果の資料には、科目ごとの基準点(足切り)の記載はありません(2026-10-28 時点)。判定の数字は、合計点で示されています。この表は、得点の配分を考えるための例であり、各区分でこの点数を取ればよいという意味ではありません。
5問免除の方の時間割と得点配分
登録講習修了者は、問46〜問50を解答しません。解答する45問を、110分で解きます。当サイトの例では、解答に90分、記入と見直しに20分です。
| 区分(問数) | 時間(90分のうち) | 1問あたり | 28点(令和7年度) | 31点(令和4・5年度) | 32点(令和6年度) |
|---|---|---|---|---|---|
| 権利関係(14問) | 25分 | 約1分47秒 | 6点 | 7点 | 8点 |
| 法令上の制限(8問) | 16分 | 2分00秒 | 4点 | 5点 | 5点 |
| 税・価格の評定(3問) | 5分 | 約1分40秒 | 2点 | 2点 | 2点 |
| 宅建業法と関係法令(20問) | 44分 | 2分12秒 | 16点 | 17点 | 17点 |
| 合計(45問) | 90分 | 平均2分00秒 | 28点 | 31点 | 32点 |
時間の計算式は「90分 × 区分の文字数 ÷ 45問の文字数の合計(約19,770字)」で、端数は宅建業法に寄せて合計を90分にしました。得点の検算は、28点が6+4+2+16、31点が7+5+2+17、32点が8+5+2+17です。
5問免除の制度や条件は、宅建の5問免除とはにまとめています。
通し練習で、自分の時間割を決める
時間配分の数字は、自分で測らないと使えません。RETIOは、過去の試験問題をPDFで公表しています(昭和63年度〜令和7年度。RETIOの「過去の試験問題」のページ、2026-10-28 時点)。法令は年度の4月1日時点のものに基づくため、古い年度は法改正で正解が変わる問があります。使うのは、令和5〜7年度のように新しい冊子が向いています。
通し練習の手順は、次のとおりです。
1. タイマーを120分(登録講習修了者は110分)に合わせる
2. 解く順番を決めて、1周目・2周目・3周目の時間を守って解く
3. 次の表に、区分ごとの所要時間と得点を記録する
4. 順番を変えて、別の年度の冊子で同じことを繰り返す
| 記録する項目 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
|---|---|---|---|
| 使った年度の冊子 | |||
| 解く順番(冊子順/入れ替え) | |||
| 権利関係・法令上の制限・税・宅建業法・免除の所要時間(分) | |||
| 飛ばした問の数 | |||
| 解答用紙の記入にかかった時間(分) | |||
| 得点(50問中) |
問題冊子の問題文は、機構の著作物なので、この記事には載せていません。本試験の形式の問題を、区分ごとに1問ずつ、時間を計って解く練習には、合格ナビの自作問題も使えます。
- 宅建業法:重要事項説明のタイミングと方法
- 宅建業法:宅建士証の提示・返納義務
- 権利関係:危険負担・引渡し後の危険移転
- 法令上の制限:既存不適格建築物の定義と、施行後に着手する増改築等への現行法適用
- 税その他:都市計画税
合格ナビの宅建の問題は、すべて自作の論点別問題で、本試験の問題の転載ではありません。1問ごとの目安時間を測る練習に使い、本試験の形式と時間の感覚は、RETIOの冊子で確かめてください。当日の持ち物や入室時刻などは、宅建試験日と当日の流れにまとめています。
まとめ
- 試験は120分・50問で平均2分24秒。登録講習修了者は110分・45問で約2分27秒(当サイトの割り算)
- 問題冊子は、権利関係(問1〜14)、法令上の制限(問15〜22)、税・価格の評定(問23〜25)、宅建業法と関係法令(問26〜45)、免除科目(問46〜50)の順で、令和5〜7年度は同じ並び
- 文字数で見ると、50問のうち宅建業法と関係法令が約44%、権利関係が約26%(令和5〜7年度の平均・当サイトの集計)
- 解く順番や見直し時間の指定は、試験概要にも冊子の注意事項にもない(2026-10-28 時点)。順番は通し練習で決める
- 得点の配分は、合格基準点(令和7年度33点、令和6年度37点、令和5年度36点、令和4年度36点)から作る。足切りの記載は、RETIOの資料にはない
著作権・正確性の方針:本サイトは一般財団法人 不動産適正取引推進機構(RETIO)と一切関係ありません。掲載問題は過去の試験問題の転載ではなく、出題範囲を参照した合格ナビ独自の自作問題(論点別問題)です。
よくある質問
Q宅建の試験は、1問あたり何分で解く計算になりますか?
一般の受験者は120分で50問なので、平均は1問あたり2分24秒です(120÷50)。登録講習修了者は110分で45問なので、平均は約2分27秒です(110÷45)。どちらも試験時間と問数を割った当サイトの計算で、機構が示す目安ではありません。
Q見直しの時間は何分くらい取ればよいですか?
RETIOの試験概要と、令和7年度の問題冊子の注意事項には、見直しに使う時間や解く順番の指定は書かれていません(2026-10-28 時点)。当サイトの時間割の例では、一般の受験者は120分のうち解答に100分、解答用紙への記入と見直しに20分を置いています。この20分は当サイトの仮定なので、過去の問題冊子を時間を計って解き、自分の記入にかかる時間を測って決めてください。
Q問1から順に解くのと、宅建業法から解くのと、どちらがよいですか?
どちらが得点に有利かを示す公式資料はありません。問題冊子は、権利関係(問1〜14)、法令上の制限(問15〜22)、税・価格の評定(問23〜25)、宅建業法と関係法令(問26〜45)、免除科目(問46〜50)の順に並んでいます。令和5〜7年度の冊子でこの並びは同じでした。順番ごとに同じ冊子を時間を計って解き、得点と時間を記録して比べると、自分に合う順番を選べます。
Q5問免除の人は、時間配分をどう変えればよいですか?
問46〜問50は解答しないので、110分を問1〜45に使います。当サイトの例では、解答に90分、記入と見直しに20分です。区分ごとの時間は、権利関係25分・法令上の制限16分・税・価格の評定5分・宅建業法と関係法令44分としています(問題冊子の文字数に比例させた当サイトの計算)。
Q時間が足りなくなりそうなときは、どうすればよいですか?
1周目で長く悩んでいる問に印をつけて飛ばし、2周目に戻る進め方が、当サイトの時間割の例です。飛ばす基準は、例えば1問に3分を超えたら、のように時間で決めておくと迷いません。基準の分数は人によって違うため、通し練習で自分の数字を決めます。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月28日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

