宅建士

宅建に落ちた後にやること得点の見方・次の試験日程・申込の流れ

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

宅建に落ちた直後にやることを、不動産適正取引推進機構の公表資料で整理。令和7年度の不合格者の割合、自分の得点の確かめ方、区分別の失点集計表、次の試験までの公式日程のパターンと申込の流れ、受験回数や5問免除の確認先をまとめます。

目次
  1. 落ちた直後に確かめる2つの数字
  2. 宅建に落ちた人は多いのか(令和7年度の数字)
  3. 失点を区分別に数える(集計表)
  4. 「受かる気がしない」「10回落ちた」ときに確かめること
  5. 次の試験までの公式日程(毎年の流れと、令和8年度の日程)
  6. 再受験の申込みと、受験の条件を変える選択肢
  7. 「まぐれで受かった」と感じたときの確認先
  8. まとめ
結論:宅建に落ちた直後にやることは、①自分の得点と合格基準点の差を数字で確かめる、②失点を区分(権利関係・法令上の制限・税その他・宅建業法等)に分けて数える、③次の試験の公式日程(実施公告・申込・試験日)を確認する、の3つです。令和7年度は受験者245,462人のうち合格者が45,821人(18.7%)で、合格者以外の受験者は受験者全体の81.3%でした。落ちたことは珍しいことではなく、原因は得点と区分別の失点から見つけられます。

この記事の数字は、試験を実施する一般財団法人 不動産適正取引推進機構(以下「機構」)の公表資料だけを使っています。合格ナビの宅建の問題は360問(宅建業法140問・権利関係100問・法令上の制限60問・税・その他60問、2026-10-02 集計)で、機構が公表する出題範囲を参照して当サイトが作成した論点別問題です。本試験の問題の転載ではなく、本試験の出題数を表すものでもありません。

落ちた後の手順何をするか使うもの
① 得点を確かめる自己採点(令和8年度試験からはマイページ上の得点閲覧の予定)と、合格基準点との差を出す機構の問題・正解番号、合格基準点
② 失点を区分で数える50問を4区分に分け、区分ごとの失点と個数問題の失点を集計する下の集計表
③ 次の日程を確認する実施公告(6月)・申込(7月)・試験(10月)の流れを、機構のページで確認する機構の試験概要・スケジュール
④ 弱い区分から解き直す失点が多かった区分の論点を、問題で確認する合格ナビの区分別の問題

落ちた直後に確かめる2つの数字

最初に確かめるのは、自分の得点と、その年の合格基準点です。

  • 自分の得点:機構は令和7年度の問題・正解番号を公開しています。令和8年度試験からは、インターネット申込みの人は合格発表日以降(日時未定)、マイページ上で自分の得点等を閲覧できる予定と案内されています(令和8年度 宅建試験のスケジュール)
  • 合格基準点:令和7年度は一般受験者が50問中33問以上正解、登録講習修了者が45問中28問以上正解でした(令和7年度 問題・正解番号の最終ページ)

差を出したら、次に「合格基準点は毎年同じではない」ことを確認します。過去10年の一般受験者の基準点は33〜38点で動いており、33点だった年の「あと○点」を、そのまま翌年の目標にはできません。基準点の推移と、33点との差の読み方は宅建の難易度・合格率と宅建33点で合格できる可能性で扱っています。

宅建 令和7年度の合格率:18.7%(受験者245,462人・合格者45,821人)。最終確認日:2026-10-04。出典:不動産適正取引推進機構 令和7年度宅地建物取引士資格試験結果の概要。

宅建に落ちた人は多いのか(令和7年度の数字)

令和7年度は、受験者245,462人のうち合格者が45,821人でした。受験者から合格者を引くと199,641人で、受験者の81.3%です。これは「合格者以外の受験者」を当サイトが計算した数字で、機構が不合格者数として公表したものではありません。

この数字から言えるのは、落ちた人が多数派だということまでです。公表資料には、不合格者の年齢・職業・受験回数・得点分布が載っていないので、「落ちる人の特徴」を公式の数字で示すことはできません。体験談や推測から「落ちる人は○○だ」と断定するのではなく、自分の得点と失点の中身(次の節)で原因を探すほうが、再受験に直結します。

なお、機構は合格者について、平均年齢(令和7年度は36.2歳)と職業別構成比を公表しています。合格者の33.2%が不動産業、10.9%が学生で、受験者に経歴の幅があることが分かります(令和7年度宅地建物取引士資格試験結果の概要)。

失点を区分別に数える(集計表)

得点が分かったら、50問を区分に分けて、どこで落としたかを数えます。次の表は、令和7年度の問題・正解番号を当サイトの区分で整理したものです(区分は機構の公式分類ではなく、当サイトが問題の内容で分けたものです)。

当サイトの区分令和7年度の問番号問数自分の正解数失点
権利関係問1〜1414問
法令上の制限問15〜228問
税・その他問23〜25・問46〜508問
宅建業法等問26〜4520問

登録講習修了者は問46〜問50を解答しない(45問)ため、税・その他は3問として数えます。

あわせて、「いくつあるか」を問う個数問題の失点も別に数えます。令和7年度は50問中11問(問3・28・30・31・33・34・36・38・40・42・43)で、宅建業法等の20問のうち10問が個数問題でした(2026-10-04 に公式の問題PDFから当サイトが集計)。個数問題は、ア〜エのすべての記述の正誤を判断しないと答えが決まらないため、「だいたい分かる」では点が取りにくい形式です。他の年度との比較はしていません。

集計の見方は次のとおりです。

  • 失点が多い区分から優先的に見直す。合格基準点は「50問中33問以上正解」のように正解した問数で示されるので、問数が多い区分(宅建業法等は20問)の失点は、そのまま合否に響きます
  • 個数問題だけ失点が多いなら、知識の量より「記述を1つずつ正誤判断する」練習が足りない可能性があります
  • 時間配分も確認します。試験は50問・2時間(登録講習修了者は45問・1時間50分)で、1問あたりの平均は120分÷50問=2.4分です(宅建試験の概要)

区分ごとに解き直す

失点が多かった区分から、論点を問題で確認します。各問に初級・標準・上級の3段階の解説があります。

「受かる気がしない」「10回落ちた」ときに確かめること

「受かる気がしない」「何回も落ちた」と感じたときも、公式の資料から確かめられることは同じです。

  • 受験回数の制限:機構の宅建試験の概要に、受験回数の制限は書かれていません。受験資格は「日本国内に居住する方であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験できます」とされています
  • 合格に必要なもの:合格基準点以上の得点です。令和7年度は、受験者の18.7%がこれを満たしました。何回目の受験かは、判定の条件ではありません
  • 法令基準日のずれ:宅建試験の出題の根拠は「試験を実施する年度の4月1日現在施行されているもの」です。機構の過去の問題のページには「法改正により、現在の法律と一致しない場合があります」という注記があるので、古い年度の教材だけで覚えていると、改正後の内容とずれる論点が出ることがあります

「受かる気がしない」の中身が、特定の区分の失点なのか、個数問題なのか、時間切れなのかを、前の節の集計表で切り分けてください。切り分けずに全範囲をやり直すより、失点の大きい区分から直すほうが、1回の復習の効果を確かめやすくなります。

次の試験までの公式日程(毎年の流れと、令和8年度の日程)

機構の宅建試験の概要には、毎年の流れが次のように書かれています。

時期内容(機構の概要ページの記載)
6月(原則として第1金曜日)実施公告(官報と機構のホームページ)
7月受験申込みの受付(インターネットは7月上旬から下旬まで、郵送は7月上旬から7月中旬まで)
10月初旬受験票の送付
10月の第3日曜日試験(午後1時〜3時)
11月下旬(原則)合格発表

令和8年度の日程は次のとおりです(試験日と合格発表日は、この記事の確認日時点では予定)。

宅建 令和8年度の申込期間:インターネット申込みは令和8年7月1日(水)9時30分から7月31日(金)23時59分まで、郵送申込みは7月1日(水)から7月15日(水)まで。最終確認日:2026-10-04。出典:不動産適正取引推進機構 令和8年度 宅建試験のスケジュール。
宅建 令和8年度の試験日と合格発表日:試験は令和8年10月18日(日)13時から15時まで、合格発表は令和8年11月25日(水)。最終確認日:2026-10-04。出典:不動産適正取引推進機構 令和8年度 宅建試験のスケジュール。
宅建 受験手数料:8,200円。最終確認日:2026-10-04。出典:不動産適正取引推進機構 宅建試験の概要。

令和8年度の申込期間(7月)は、この記事の確認日(2026-10-04)時点ですでに終わっています。次に申し込める試験は令和9年度です。令和9年度の日程は、この記事の確認日時点では機構から公表されていません。機構は原則として毎年6月に実施公告を出すので、公告が出たら機構のスケジュールのページで申込期間を確認してください。また、令和8年度の申込みでは、機構は「申込期間の最後の3日間は、申込みが集中します」として、早めの申込みを案内しています。

出題の根拠となる法令は、試験を実施する年度の4月1日現在施行されているものです。令和9年度試験であれば、令和9年(2027年)4月1日現在の法令が基準になります。

再受験の申込みと、受験の条件を変える選択肢

落ちた人も、受験の手続きは初めての人と同じ流れです。機構が原則として毎年6月に実施公告を出し、7月の申込期間に、インターネット(マイページ)または郵送で申し込みます。受験手数料は令和8年度が8,200円で、いったん払い込まれた受験手数料は、申込みが受理されなかった場合及び機構が定める場合を除き返還されません。

受験の条件を変える選択肢として、機構の概要ページには登録講習修了者の一部免除が書かれています。国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関の講習を修了し、その修了試験に合格した日から3年以内に行われる試験を受ける人は、試験内容の1号(土地・建物の形質等)と5号(需給と実務)が免除され、問題は45問になります。令和7年度の登録講習修了者の合格率は24.2%、受験者全体では18.7%でしたが、受験者層が異なるため、この差だけで講習の効果を判断することはできません。免除の仕組みは宅建の5問免除とはで扱っています。

「まぐれで受かった」と感じたときの確認先

「まぐれで受かったのでは」と不安になる人もいます。機構の資料には、まぐれかどうかを区別する基準はなく、合格は合格基準点以上の得点で決まります。

不安が残るときは、合格発表後に分野別の理解度を問題で確かめておくと安心です。宅建士になるには、試験合格のあと、資格登録と宅建士証の交付が必要です(機構の宅建試験の概要)。登録の要件や流れは宅建 合格後の流れで扱っています。

まとめ

  • 令和7年度は受験者245,462人のうち合格者45,821人(18.7%)。合格者以外の受験者は受験者の81.3%(当サイトの計算)
  • 落ちた直後は、自分の得点と合格基準点(令和7年度は33点・過去10年は33〜38点)の差を確かめる
  • 失点は、権利関係・法令上の制限・税その他・宅建業法等の4区分と、個数問題に分けて数える。令和7年度の個数問題は50問中11問
  • 次の試験は、機構の概要ページの記載では、実施公告(原則6月)、7月の申込、10月第3日曜日の試験、合格発表(原則11月下旬)の流れ。令和9年度の日程は未公表
  • 受験回数の制限は、機構の概要ページには書かれていない。登録講習修了者は5問が免除される

関連記事:宅建の難易度・合格率/宅建33点で合格できる可能性/宅建の勉強の順番

本サイトは一般財団法人 不動産適正取引推進機構とは関係ありません。掲載している問題は、機構が公表する出題範囲を参照して合格ナビが作成した論点別問題です。合格率・合格基準点・日程は、必ず機構の公式発表で確認してください。

よくある質問

Q宅建に落ちた人は多いのですか?

多数派です。不動産適正取引推進機構の令和7年度の結果の概要では、受験者245,462人のうち合格者は45,821人(合格率18.7%)でした。合格者以外の受験者は199,641人で、受験者の81.3%にあたります(当サイトの計算)。ただし、不合格者の年齢・職業・受験回数などの内訳は公表資料にありません。

Q宅建は何回まで受験できますか?

機構の宅建試験の概要には、受験回数の制限は書かれていません。受験資格については「日本国内に居住する方であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験できます」とされています。試験は毎年1回、10月の第3日曜日に実施されます。

Q宅建に落ちた後、何点足りなかったかはどこで分かりますか?

令和8年度試験からは、インターネット申込みの人は合格発表日以降(日時未定)、マイページ上で自分の得点等を閲覧できる予定と機構が案内しています。郵送申込みの人の扱いは同ページでは示されていないため、機構の案内で確認してください。令和7年度以前の試験は、機構が公開している問題と正解番号で自己採点した点数と、合格基準点を比べて確認します。

Q宅建にまぐれで受かった場合、公式には何か違いがありますか?

機構の資料に、まぐれかどうかを区別する基準はありません。合格は、合格基準点以上を取ったという事実で決まります。登録に進む前に、自分が落とした分野を問題で確認しておくと、宅建士になってからの実務で戸惑いにくくなります。

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法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月4日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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